意識調査:「勉強は好きですか?」 小5で54.6%、中2で20.4% /岐阜

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060529-00000027-mailo-l21
岐阜のデータ。

◇学年が上がると?意欲減退−−県教委が意識調査を実施
 中学生になると学習意欲が減退する傾向にあることが、県教育委員会の意識調査で明らかになった。「勉強は好きか?」「勉強は大切だと思うか?」といった設問に対して、学年が上がるにつれて否定的意見が増えていた。学習の目的でも、小学生は「世の中の役に立つため」が上位に入ったのに対し、中学生は受験や就職といった現実的、利己的な目的を挙げる生徒が多かった。
 調査は今年1月、県内の大半の小中学校576校で実施された。対象は小学5年〜中学2年の約8万人。各教科のペーパーテストと学習に関するアンケートに答えた。
 アンケートによると、「勉強は好きですか?」の設問には、小5は「そう思う」「どちらかというとそう思う」が54.6%と半数以上を占めた。だが、学年が上がるごとに割合は減り、中2では20.4%にとどまった。また、学習意欲を問う設問では、小5で「たくさんある」「少しある」が80.5%だったのに対して、中2では66.9%に減少していた。
 学習の目的(複数回答)には、小5は「新しい知識や考え方を学ぶため」(77.5%)「将来、世の中の役に立つため」(76.3%)といった意見が上位を占めたのに対し、中2では「希望する職業につくなど夢をかなえるため」(83.7%)「受験に合格するため」(73.6%)といった現実的、利己的な意見が上位を占めた。
 県教委は「前回の調査に比べれば、学習意欲は向上しているが、一人一人の学習意欲を喚起することを今後も最優先課題として取り組みたい」と話している。【秋山信一】
5月29日朝刊
毎日新聞) - 5月29日12時2分更新

おかしいってばさ。
小学生が半数以上勉強好きって答えるほうがきもちわるいんだってば。

 学習の目的(複数回答)には、小5は「新しい知識や考え方を学ぶため」(77.5%)「将来、世の中の役に立つため」(76.3%)といった意見が上位を占めた

っていうほうが歪んでると思う。
データを見てみないとわからないけれど、
成績の悪いやつといいやつとどっちが「勉強好き」って答えてるかというと、成績のいい方やろうと想像する。
で、
成績の悪いやつといいやつが共通して学校で学んでいることは、たしかに、算数の九九だとか、いちばんたんじゅんな漢字とか、そういう「役に立つ」知識(っていうか知らないとどうしようもない知識)だと思う。
でも、
成績の悪いやつがついていけなくて成績のいいやつだけが学んでいることは、受験に役立つような種類のことだろうと想像する。
メダカのひれの形からオスメスをみわける、とか。連立方程式を使わずに「つるかめ算」を解く、とか。
それは、受験にしか使わない種類のことだと思う。
中学生が

中2では「希望する職業につくなど夢をかなえるため」(83.7%)「受験に合格するため」(73.6%)といった現実的、利己的な意見が上位を占めた。

ていうのは、ごく健全に精神的な成長があったということで、
べつに中学生がエゴイズムに歪んだみたいなことではないでしょう。
ていうか、受験のことしか教えへんくせに「世の中の役に立つため」みたいな意識を期待する教師のほうが欺瞞的だと思う。
だいいちドラえもんでいったって勉強好きなのは出来杉くんぐらいだろう。半分を超えてるというのは、フィクションの世界をはるかに超えてるってことだ。
このひとらは子どもをどうしたいのかとおもう。