朝ドラを見ていたら、ずっと前から出ていた登場人物が太宰だったことをとつぜん知らされおどろく。

今回の朝ドラは、前回や前々回ほどもりあがってみていない(前は、朝イチの授業のために見逃した分は土曜にBSの再放送でこまめにフォローしたりしてた)のだけれど、しかし、出てくる男連中が片っ端から宮崎あおいに求婚するので、戦前はロリコンばっかりだったのだなあと感慨深く思ってもいたわけだが、いまのところそういう気配を見せていない東北弁の絵描きの男がいて、まぁ、たんなる東北弁の絵描きの男なんだなあ、でも東北弁が不自然だなあ、と思いながらずっと見ていたら、青森から婚約者が追いかけてきた、みたいな設定が今になってでてきて、それで見ていて一瞬早く「あっ!!」と思ったのだけれど、心中未遂していたのだみたいな設定が出てきて、これは太宰なんである。原作が津島祐子だなあ、とは以前から思っていたのだけれど、こうぬけぬけと出てくるとは思わなかったので意表を突かれた。
ちなみに、今クールは、ハセキョウのドラマもけっこう見ている。どうやら、大企業の跡取りになってしまった(兄貴が死んじゃったので)あんちゃんが、ハセキョウを選びたいのに取引先のあたまおかしい娘と婚約させられるみたいなことらしい。そういう設定に既視感を感じて、というのも、朝ドラも、味噌屋の跡を継がなくてはいけなくなった(父親が早死にしちゃったので)あんちゃんが、ロリコン趣味を封印して宮崎あおいと別れ、親の勧めた大人のお姉ちゃんと結婚するんじゃあないかという運びになっているので。まぁ、定番といえば定番の筋書きではあるにせよ、去年あたりは負け犬ドラマばかり重なっていたように、跡取りブームが到来するのかしらと思ったり。