ふと『インストール』読んだっつかこれで文藝賞かよ!?作文じゃん!?

インストール (河出文庫)

インストール (河出文庫)

ずっと前に、なんか論文のねたに使えるかなと思って何冊か「さいきんの若い子に話題の小説」を買っていて、いちばんさいしょに読んだのが『DeepLove』でいきなりうんざりしてあと読む気が失せたわけだけれど、ふとひっぱりだして読んでみたら、なにこれ!というかんじ。
ていうか、いくらなんでも『DeepLove』とは違うであろうと思っていたわけで、未完成であれなんであれ才能の片鱗が見て取れるみたいなものを期待していたんである。そしたらどうよ!たんなるふつうの作文じゃん!なんつうか、ごくふつうに疑問なのだけれど、これのどこが評価されて文藝賞に値するってことになったのかしらん。つか、いくらなんでもこれよりいいのはあったろ!?と思った。
えー、金井美恵子ファンなので、『愛の生活』みたいのを期待していたのだけれど。
愛の生活・森のメリュジーヌ (講談社文芸文庫)

愛の生活・森のメリュジーヌ (講談社文芸文庫)