授業後に学生と喋っていて、ふとした流れで「好きなアーティストは」みたいなことを訊いたら、聞いたことがないアーティスト名を言われて、どうやら学生諸君は知ってて好きならしい。で、紙に書いてもらって、「何？バンドなん？どんなの？えーと、誰に似てる？」と訊いたら、Bump of Chickenに似てるというので、ふむふむ？となり、詞の世界観がいい、みたいなことを言う。「わかった。要するにここでyoutubeで見たらええねん」ってことで、見てみた。
先に出てきたのが
こっちで、けっこうかっこいいギターバンドっぽいかな？と思って、
そのあと学生に、「どれをいちばん最初に聴くといい？」と訊いたら、どれかなーといいながら、「ジェニファー山田さん」だと。それはコミックソングなのか？「おもしろいんです」。コミックソングならBump of Chickenではなかろう？文科系なかんじなのかな？「文科系ってもいろいろあるから・・・」。まぁな。といいつつ聴いてみる。
詩がおもしろいということだけど、そのときはやっぱり聴き取れなかった。
ジェニファー山田さん RADWIMPS 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
ふむ。
さいしょに聴いたほうの歌詞はこっち
おしゃかしゃま RADWIMPS 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
ふむ。
えーまあ、４０さいを過ぎてこの詩の世界観に共感するかといわれるとむつかしいわけで、なるほど自分は若さがなくなったのだと思うわけだけれど、学生さんがこういうのを聴いてるってのは、いいかんじだ。
↓
補足しとくか。
詩の世界観、みたいなことでいうと、やっぱしあれだ、これ「中２」って言われたりすんだろうナァと思ってGoogleで検索しかけたらやっぱし検索候補の段階で「RADWIMPS 中二」って出てきたし、それ的なお噂はざくざく出てくる。いちいち読まないけど。ま、しかしあれだ、一般論で言いますが、そんじゃ「中２www」っつってバカにする側の連中が何か立派か、というと、ま、そういうこともなかろうというのもあるわけで、ま、「自分とは、社会とは、」みたいなことについて、多少は考えたってよさそうなものなのにだいたいなーんにも考えてない連中が、多少何か考えたいと思い始めた連中を「中２www」とかいって潰しにかかるのは、構図としては醜悪だし、まぁ、とてもありがちだとおもう。このまえ授業でデュルケームの話をしていたら、小レポートの隅っこに「デュルケム中２www」みたいに書いてた学生がいて、まぁあれだ、こっちの紹介の仕方が偏ってたっつのもあるかしんないけど、やっぱしそうやってなんでもかんでも中２ってことにしてかたづけてたら、頭つかうことなくなっちゃうぞ？と思う。ま、大学教授のやってることなんて、「大学教授中２www」ってことになるわけで、ま、だからこんなところでぶつくさ言ってても、「頭つかうことなくなっちゃうぞ(ｷﾘｯ」とか言われて「必死だなﾜﾗ」とか言われることになるわけで、まぁそうなってくるとうんざりしてくるわけである。
ま、話を戻すよ。そういうわけで、「学生さんがこういうのを聴いてるってのは、いいかんじだ」って思うですよ。
