30−60代男性 3割「上半身肥満」20代女性2割以上「やせ」/厚生労働省「平成15年 国民健康・栄養調査」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050422-00000023-san-soci

心筋梗塞(こうそく)などになる恐れが強い「上半身肥満」の疑いがある人が、三十−六十代男性の約三割にのぼることが二十一日、厚生労働省の平成十五年の国民健康・栄養調査で分かった。一方、二十代女性の二割以上が「やせ」体形で、両極化が浮き彫りになった。
 調査は全国の約一万一千人を対象に実施した。今回の調査で初めてウエストも測定し、十五歳以上の約六千六百人が協力した。
 体重を身長の二乗で割ったBMIという体格指標が25を超える「肥満」の人は、平均で男性27%、女性21・4%。三十−六十代男性と六十代女性では「肥満」が三割を超えた。BMIが18・5未満の「やせ」の人は、平均で男性6%、女性10・4%。女性の二十代と十五−十九歳では、それぞれ23・4%と16・3%にのぼり、過剰なダイエットの影響がうかがえた。
 BMI25以上で、ウエスト八五センチ以上の男性と九〇センチ以上の女性は、内臓脂肪がたまっている「上半身肥満」の疑いがある。該当者は男性で全体の24・9%、女性で13・8%だった。男性は三十代で29%、四十代32・1%、五十代28・7%、六十代27・8%と働き盛りの年代で上半身肥満の割合が高かった。
産経新聞) - 4月22日3時1分更新

やばい。

もとデータはこちら。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/04/h0421-1.html

平成17年4月21日



平成15年 国民健康・栄養調査結果の概要について

 国民の身体の状況、栄養素等摂取量及び生活習慣の状況を明らかにするため、従来の「国民栄養調査」を拡充し、「国民健康・栄養調査」として、平成15年は「たばこ」等に重点を置き、調査を実施した。

たばこに関する状況

 (1)  現在習慣的に喫煙している者の割合は、男性で46.8%、女性で11.3%(図1)。


 (2)  たばこが健康に与える影響について、「とても気になる」と回答した者の割合は、女性では5割以上、成人男性では3〜4割(図3)。


 (3)  たばこが健康に与える影響について、「たばこを吸うとかかりやすくなる」と回答した者の割合は、「肺がん」、「妊娠への影響」では8割以上、「胃潰瘍」、「歯周病」、「脳卒中」、「心臓病」では5割未満(図5)。


 (4)  現在習慣的に喫煙している者のうち、「たばこをやめたい」と回答した者は男性の4人に1人、女性の3人に1人。「本数を減らしたい」と回答した者とあわせると、全体で男女とも約7割。一方、「やめたくない」と回答した者は、男性の4人に1人、女性の5人に1人(図7)。


 (5)  現在習慣的に喫煙している者のうち、「禁煙を試みたことがある」と回答した者の割合は、男性で約5割、女性で約6割(図8)。


 (6)  現在習慣的に喫煙している者において、男女とも1日に11〜20本喫煙していると回答した者の割合が最も高い。40〜50歳代男性の約2割は、31本以上喫煙(図11)。


 (7)  たばこを「まったく吸ったことがない」又は「今は(この1ヶ月間)吸っていない」と回答した者のうち、家庭又は職場で受動喫煙の機会が多かった者ほど、血中コチニン濃度が高かった(図12)。

肥満、運動習慣の状況

 (8)  30〜60歳代男性の3割以上が肥満。20歳代女性の2割以上が低体重(やせ)(図13)。また、30〜60歳代男性の約3割が上半身肥満の疑い(図15)。

栄養素等摂取、食品群別摂取の状況

 (9)  20歳以上で、補助食品等からビタミン・ミネラルを摂取している者の割合は、最も多いビタミンB1で5.3%(表1)。


 ・ I  調査の概要 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/04/dl/h0421-1a.pdf(PDF:18KB)
 ・ II  結果の概要 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/04/dl/h0421-1b.pdf(PDF:545KB)