『それでもボクはやってない』みた。

テレビでやってたので見た。

それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]

テレビ向けに編集しなおしたりカットしたりしているのか。してるか。
公開時に、監督がさかんにＴＶに出ていて、何度か、この映画では実際に痴漢をやったかやってないかはわからないようにしたと言っていたけれど、まぁそれはそうなんだけれど、でも最後に「画面外のナレーション」で加瀬くんの内面の声みたいのを流していて、それは、映画というもののふつうの約束事からいえば、少なくとも嘘を言ってはいない（思い違いなどはあるかもしれないにせよ）、ということになるだろう（自分の心の中で自分が自分につぶやくのだから嘘を言うことはない、というのがお約束だと思う）し、それはせっかくなら禁じ手にしておけばよかったかなと思う。まぁもちろん、その画面じたいがかなり思い切ったかんじのショット＆編集だったので、確信犯なんだろうけれど。
そんで、裁判のときの加瀬くんとか唯野さんとか女子中学生とかのせりふまわしが自然っぽくてよかった。あと、瀬戸朝香がさいごの作文を読むときに棒読みでへたくそだったのも自然っぽくてよかった。