- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2009/11/20
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ていうか、ようわからんけれど、真ン中の兄貴は例えばギリシアとかそのへん系にも見えるわけで、長兄とのやりとりのなかにも、ふたりが直接血が繋がってないとおもわせるくだりもある、とするとふたりの兄同士は連れ子同士で妹はハーフ、ということかもしれない、このへんは字幕に出てないだけなのか、そのくらい常識的にわかることなんかもわからんけれど、ちょうど両親的な人たちが登場しない映画なのでわからんってのもある。
ていうかまぁ、若い監督が俳優仲間たちと撮った映画とすると、とうぜん親たちの役をする役者もいないし、きょうだい役といっても似てないのがあたりまえ、細かい設定を詮索するのは野暮、というのがそもそもの出発点ってこともある。そういう条件の下で「ちょっとした人種問題」をネタにしようというのが、ぎゃくに批評的といえなくもないかもしれんけれど、くりかえすように、べつに批評的かどうかはそんな関係ないかもしれんわけで、つまりいわゆる社会問題を追及する的な映画ではいずれにせよないのだと思う。
で、じゃぁおもしろかったかというと、「友だちで、仲間で、きょうだい」な三兄妹が親密なかんじが、よかった。落ち込んで寝起きの妹のベッドサイドに兄貴たちがやってきて気を遣ったり喧嘩したり仲直りしたりするシーンとか。