Wordのストレス解消読本 -Wordの「本当の」使い方教えます[2007/2003/2002対応]
- 作者: 西上原裕明
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/02/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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で、この本。
しょうじき、解説書として読むなら、自分などよりもう少しちゃんと本気でWordに付き合う人(といってもふつうにビジネス文書を書いたりプレゼン資料を作成したりする人はみんなそうなのだろうな)むけで、基本以上に使いこなそうとして当惑する人のための本ではある。でも、解説書的なところをぱらぱらと読み飛ばしつつ、読み物としてぱらぱら読むと、なんとなくあー、Wordってこういうもんなんだな、そういうもんだからこういうことになるんだな、というノリが、著者の憤怒とともに、つたわってくる。
著者の人は、「Wordで食べている人と言われても反論できない」という、Wordの解説書なんかを40冊以上書いてきたというライターの人。で、いつも我慢をしていたのを、このたびは編集の人に「書きたいように書いてよい・・・」と耳元で悪魔のごとくささやかれて、がぜんぶっちゃけて書いたという。
もともと英文むけのWordを、日本語用にして、しかもタイプライター的な発想だったのを日本語むけに翻訳したために、基本的な考え方も、用語の翻訳も、かなりぐちゃぐちゃになっていて、さらにそこにWordお得意のおせっかい機能が勝手なことをしてくれるという。それでもWordを使わざるをえんのであれば、すくなくとも「何が起こっているのか」ぐらいはわかっておけばストレスも減るし対処もできるというわけである。