空き時間にさらっとななめ読む『KP法』。紙芝居プレゼンテーション、というネーミングの出オチ感。

プレゼンをするときに、パワポでなくて、あらかじめポイントを書いた紙をマグネットを使ってぺたぺたとホワイトボードに貼っていきながら喋る、という「紙芝居プレゼンテーション」すなわちKP法、ということ。おしまい。
というかんじの出オチ感。まぁ、考え方としては高橋メソッド的なところがあってきらいではないし、なにしろ紙を貼っていくという具体的アクションありつつのプレゼンなので、まぁ、うまくやればうまくいくと思う。でもまぁ、じつは高橋メソッドというのは理論的というかイデオロギー的に強力なものがあったわけで、『でかいプレゼン』という本はやはり再読したくなるが、そういう力は、この本にはいまいちなかった。まぁ、それより実際的な具体的な例とかノウハウとかにむしろ読むべき点があって、たとえば、ホワイトボードがない野外でのグループワークでは、自分たちが乗ってきたバスの車体壁面を使って「でかい紙プレゼン」する、とか。あと、「KP法は風に弱い」とか。