『恋人たちの予感』。メグ・ライアンでロブ・ライナーでハリー・コニックJr。1989年。やはりこれである。

「寅さん」が続いているので他のものを、積んどく状態の中から・・・とはいってもエイゼンシュタイン6作品一挙上映、とかいうのも精神的につらいので、まぁ楽しく見れることがわかっている『恋人たちの予感』、これは学生の時に当然のように見ているわけで、それがBSで放映されてたのを録画しなおしたやつ。で、やはりこれはもう、世代的にまさしくここなわけで、それはもう仕方ないことなんである。短い断章が連なるような構成で、シーンの終わりの所がいちいちユーモアセンスな台詞で区切りが入るところ、とか、クリスマスだとか大晦日のカウントダウンパーティだとか、そこでイルミネーションの中を走るところとか、で、メグ・ライアンで、そしてハリー・コニックJr、スタンダードナンバーが次々と流れたりすると、もう世代的にまさしくストライクなわけでこれはどうしようもない。深刻ぶってもったいつけるようになる前の村上春樹をトレンディドラマ寄りにして、ニューヨークでロマンティックコメディをやらせたらこんな感じだろう。