通勤電車で読む『偏愛マップ』。

授業のやり方のヒントをいろいろ調べていたら見かけた。三色ボールペンで声に出して読みたいかなんかの人が著者なので、うーむ、と思ったけれど(たぶんむかし見かけてたぶんやはりそんなかんじだったのだろうけれど)、タイミングってことで読んだ。で、ようするに一枚の紙に自分の好きなものを描いていってマップにする、それをお互いに見せながらコミュニケーションするとうまくいくよ、というおはなし。なるほどそれはそうだなあと感心して、どっかでやってみてもいいかなとも思う。なので、読んでよかったと、まぁ思うわけである。それはまぁそれでいいわけだけれど、いかんせん、だいたい数枚の見本例と簡単な説明とうまくいったエピソード、ぐらいでだいたいわかった、ってなっちゃうので、それだと本一冊にならないわけである。なので、著者の人が見本例として描いた岡本太郎だの向田邦子だのの偏愛マップの説明なるものがずーっと書いてあって、まぁそのへんはあんまり関係ない水増しだよなあと思いながら読んでた。なのでひさびさに通勤電車の片道のさらに半分ぐらいで読み終わった。あと、文庫版の解説が辛酸なめ子