通勤電車で読む『認知症世界の歩き方』。当事者目線で世界はこう見えます的な。著者はソーシャルデザイン的な人。まとまりがよさげ。

例によってTwitterで見かけた。認知症については、はずれなしで有名なシリーズ ケアをひらくの『誤作動する脳』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/05/25/214516)とか、同じ著者の本(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/06/08/222310)、それからこれもシリーズ ケアをひらくの『「脳コワさん」支援ガイド』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/06/22/213111)、長谷川式スケールの先生の『ボクはやっと認知症のことがわかった』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/09/02/200212)、新書本の『マンガ 認知症』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/02/21/172225)あたりを読んでて、また、『記憶と感情のエスノグラフィー』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2018/10/19/112028)や『家族はなぜ介護してしまうのか』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/04/16/192707)も認知症がテーマになっているわけでこれらも読んでたんだが、まぁこのあたり(とくに前者)は、認知症の人の目線で世界はこう見える、みたいな書き方をしている。本書の著者はソーシャルデザインみたいなことをやっている人で、当事者の人にたくさんインタビューをして、『誤作動する脳』の樋口氏が監修をして、この本ができてる。そのいみで、当事者目線からみた世界をうまく描いているようにみえる。字が大きくてイラストがたくさん入っていて、読みやすくはあるけれど、よくまとまってる感がある気がする。