森直人(2023)「「藤田-黒崎論争」を展開する - 教育行政=学校組織のエスノメソドロジーに向けて」『公教育を問い直す(教育学年報14)』読んだ。

教育学年報14 公教育を問い直す (教育学年報 14)作者:岡野 八代,佐久間 亜紀,吉田 敦彦,徳永 智子,丸山 英樹,後藤 武俊,石井 英真,油布 佐和子,青木 栄一,柏木 智子,倉石 一郎,森 直人,堀口 悟郎,関根 宏朗,髙宮 正貴,神代 健彦,阿内 春生,田中 怜,齋藤 崇德…

通勤電車で読む『偏愛マップ』。

偏愛マップ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本 (新潮文庫)作者:齋藤 孝新潮社Amazon授業のやり方のヒントをいろいろ調べていたら見かけた。三色ボールペンで声に出して読みたいかなんかの人が著者なので、うーむ、と思ったけれど(たぶんむかし見か…

通勤電車で読む『観察の練習』。

観察の練習作者:菅 俊一NUMABOOKSAmazonちょっと大判の文庫ぐらいのサイズで凝った装丁のハードカバー、ちょっと厚めのいい紙のページで、4頁ひとくみ、最初の見開きの左側に日常で見つけた写真が一枚、右側のページは番号だけが書いてある、で、その写真を…

通勤電車で読む『知りたい気持ちに火をつけろ!』。学校司書にして社会教育士のかたのジュニア新書。

知りたい気持ちに火をつけろ! 探究学習は学校図書館におまかせ (岩波ジュニア新書 970)作者:木下 通子岩波書店Amazon著者の人は埼玉の高校の学校図書館で司書をやっているかたであり、また、社会教育士をとって活動をしておられるかた。 文科省の社会教育士…

通勤電車で読む『10代の悩みに効くマンガ、あります!』。岩波ジュニア新書版のブックガイド。

10代の悩みに効くマンガ,あります! (岩波ジュニア新書 965)作者:トミヤマ ユキコ岩波書店Amazon著者の人は、『少女マンガのブサイク女子考』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/12/09/123431)『女子マンガに答えがある』(https://k-i-t.hatenabl…

通勤電車で読む『たのしいスケッチノート』。これは「絵を描きたい人」の本。

たのしいスケッチノート―思考の視覚化のためのビジュアルノートテイキング入門作者:櫻田 潤ビー・エヌ・エヌ新社Amazonあれこれ本を検索などしていたときふと目についたので読んでみた。サブタイトルに「思考の視覚化のためのビジュアルノート」とあるので興…

通勤電車で読んでた『イーロン・マスク』。これはおもしろかった。

イーロン・マスク 上 (文春e-book)作者:ウォルター・アイザックソン文藝春秋AmazonHONZの記事(https://honz.jp/articles/-/54004)がよさげだったので通勤電車で読んでて、あと土曜日にずっと読んでた。で、読んでみたらなるほどおもしろかった。ザッカーバ…

通勤電車で読む『データはウソをつく』。

データはウソをつく―科学的な社会調査の方法 (ちくまプリマー新書)作者:谷岡 一郎筑摩書房Amazon『「社会調査」のウソ』の著者のちくまプリマー新書。社会調査のやりかたの簡単なおさらいなども書いてあって、これはひょっとしたら社会調査の教科書か副読本…

寝起きに『VR職場』見る生活。

www.youtube.com 朝、目が覚めてぐずぐずしていたらふと、『邦キチ』に出てたYouTubeで見れる短編のことを思い出して、枕元に置いてあるPCで見た。「VR職場」っていう、ホワイトな職場をVRで体験できるゲームを、作っているブラックなゲーム制作会社のエ…

通勤電車で読む『会話の科学』。内容的に会話分析みたいなはなしなのに会話分析の本じゃないのはなぜなのか。

会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか (文春e-book)作者:ニック・エンフィールド文藝春秋Amazon著者の人は東南アジアでフィールドワークをやって言語・文化・認知・社会生活を研究している、クリ語とかいうのを専門にしている研究者。で、本書…

通勤電車で秒で読んだ『馬場のぼるのおえかき教室』。

馬場のぼるのおえかき教室作者:馬場のぼるこぐま社Amazonイラストの描き方の本、なのは間違いないが、まぁ、あの馬場のぼるのねこの描きかたとか、そこから発展?して犬とか牛とか、干支とか、よくわからないばけものとかの描きかたが書いてある。いちおうお…

『みみずくは黄昏に飛びたつ』読んだ。ベテラン保守政治家の答弁のような春樹。これは読むべき。

みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)作者:川上未映子,村上春樹新潮社Amazonこのまえ買って(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/10/15/213410)、読み始めたらテーマが『騎士団長殺し』だってことで『騎士団長殺し…

通勤電車で読む『フキダシ論』。

フキダシ論:マンガの声と身体作者:細馬 宏通青土社Amazonマンガのフキダシの表現をていねいに分析していくだけで一冊。フキダシだけでそんな言うことあるのかしらと思っていたが、なるほどあったのだ。私たちがマンガを読むとき、紙の上に描かれているもの…

『騎士団長殺し』読んだ。いつもながらの村上春樹。

騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)作者:村上春樹新潮社Amazon先日、散髪のついでに足を延ばして書店で村上春樹×川上未映子のインタビュー本を買ったわけだが(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/10/15/213410)、それはつまり村…

通勤電車で読む『ガールズ・アーバン・スタディーズ』。

ガールズ・アーバン・スタディーズ: 「女子」たちの遊ぶ・つながる・生き抜く作者:大貫 恵佳,木村 絵里子,田中 大介,塚田 修一,中西 泰子,楠田 恵美,近森 高明,中沢 明子,松田 美佐,後藤 美緒,永田 夏来,轡田 竜蔵,奥貫 妃史,妹尾 麻美,大久保 恭子法律文化…

この一カ月以上ずっと花冷え。のYouTube動画ばかり毎日みてたのでブックマークがわりに。

この夏あたりからYouTubeでリアクション動画というのをあれこれ見ていたのだけれど、あるとき花冷え。の「我甘党」がかっこいいぞ&いろんなリアクションが面白いぞということであれこれ見ているうちに、ちょうど欧米のツアーが始まって毎日のようにライブの…

通勤電車で読む『特攻服少女と1825日』。これはおもしろかった。『ティーンズロード』初代編集長の人の1990年代回想。

特攻服少女と1825日作者:比嘉 健二小学館Amazon流れでというわけでもないけれどこれもTwitterを横切って面白そうと思ったので読んだ。1989年創刊-1998年廃刊だそうだけれど、『ティーンズロード』という、暴走族女子「レディース」に焦点を当てた雑誌があっ…

通勤電車で読む『男社会をぶっとばせ!反学校文化を生きた女子高生たち』。1990年代の地方都市の「女版「ハマータウンの野郎ども」の世界」であると。

男社会をぶっとばせ! 反学校文化を生きた女子高生たち作者:梶原公子あっぷる出版社Amazon帯に曰く、「1990年代の地方都市の底辺校に生きた、女版「ハマータウンの野郎ども」の世界」だと。面白そうかなと思って読んでみた。著者の人はもと高校の先生で、1980…

『オシムの遺産』読んだ。オシムの周りにいた人に取材した本。おもしろい。

オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉作者:島沢優子竹書房Amazonスポーツを見る、ということに興味があって、たとえばサッカーについてはこのまえ読んでた『アナリシス・アイ』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/09/20/002333)と…

散髪をしたら散髪したと書いておくというライフハックを今回も発動。

行かねばということで散髪へ。比較的いつも行っているところを覗いたらけっこう待ちそうだったので、以前一度行ったことのある比較的気楽そうなところに行ったらすぐ切ってくれて成功だった。ついでに自転車で少し先のショッピングセンターに行って電気屋と…

『町中華の丸かじり』『丼めしの丸かじり』。掲載誌『週刊朝日』が休刊になったが「あれも食いたいこれも食いたい」はどうなるのかのはなしはどうなったのか?

丸かじりシリーズ(45) 町中華の丸かじり作者:東海林 さだお朝日新聞出版Amazon丼めしの丸かじり (丸かじりシリーズ 46)作者:東海林 さだお朝日新聞出版Amazon丸かじりシリーズ、リビングの本棚に並べているのだけれど、『干し芋の丸かじり』(https://k-i-…

通勤電車で読んだ『聴こえない母に訊きにいく』。

聴こえない母に訊きにいく作者:五十嵐 大柏書房AmazonTwitterで見かけて、ちょうど学生さんの卒論に少し関係あるかなと思って読んだ。著者はライターの人で、両親がろうの人なんだけど、あるときそれをちゃんと書くということで、実家の母親に昔からのことを…

通勤電車で読む『「若者の読書離れ」というウソ』。これはおもしろい&良い本&勉強になった。

「若者の読書離れ」というウソ (平凡社新書1030)作者:飯田 一史平凡社Amazonいまどきの若者に本を読ますにはどうすればいいのか的なことはまぁ課題なのだけれど、いやまてよ、読んでるよ?いまどきの若者の実態がみえてへんのちゃう? という本。 さいしょに…

通勤電車で読む『きしむ政治と科学』。オーラルヒストリーの人が尾身会長にインタビューしてきたものをまとめた本。ていうかオーラルヒストリーとは。

きしむ政治と科学 コロナ禍、尾身茂氏との対話作者:牧原出,坂上博中央公論新社Amazonこのまえ読んだ『1100日間の葛藤』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/10/06/170733)は尾身もと会長が書いた本。おおよそこの夏時点までのはなしをまとめて9/22に…

通勤電車で読む『1100日間の葛藤』。尾身元会長のコロナ手記ということで。

1100日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、専門家たちの記録作者:尾身 茂日経BPAmazonコロナの専門家の人の本ということで( https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/12/12/132547 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/05/08/201431 https://k-i-t.h…

空きゴマでさっと読んだ『統合失調症になった話』。

統合失調症になった話(※理解ある彼君はいません) 推しと福祉に救われて社会復帰するまでの劇的1400日 (カドカワデジタルコミックス)作者:ズミクニKADOKAWAAmazonAmazonでおすすめにちょいちょい出てたのかな? 統合失調症の自己記述というと『統合失調…

通勤電車で読む『ふつうの相談』。

ふつうの相談作者:東畑 開人金剛出版Amazon『居るのはつらいよ』の人の本。流れで。この本は野心を出してるほうの本。考え方としては新書本(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2022/10/28/205601)で言ってたような、カウンセリングの専門理論に基づいた…

通勤電車で読むマンガ版『居るのはつらいよ』。普通にマンガなコミカライズ版。

居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書 コミック 1-2巻セット作者:いぬゐのこ,東畑開人秋田書店_Amazon『居るのはつらいよ』のマンガ版が出ているのに気づいて読んでみた。帯に「話題の”学術書”をコミカライズ!!」とあるように、これはいわゆる…

通勤電車で読む『女子マンガに答えがある』。

女子マンガに答えがある 「らしさ」をはみ出すヒロインたち作者:トミヤマユキコ中央公論新社Amazon著者の人はマンガ研究者で大学の先生のひと。プロフィールを見て気づいたが前にもこのひとのものを読んでた(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/12/09…

通勤電車で読んでた『柄谷行人『力と交換様式』を読む』。

柄谷行人『力と交換様式』を読む (文春新書)作者:柄谷 行人ほか文藝春秋Amazon通勤電車で読む新書本ということでしばらく持ち歩いてちょこちょこ読んで、あと下宿で読み終わった。柄谷行人『力と交換様式』という新著をめぐるインタビューとか講演とか、あと…