2021-01-01から1年間の記事一覧

通勤電車で読んだ『スマイルズという会社を人類学する』。

スマイルズという会社を人類学する-「全体的な個人」がつなぐ組織のあり方作者:小田 亮,熊田 陽子,阿部 朋恒弘文堂Amazon著者の人は1988年に博士課程を満期退学した人ということなので、たぶんわたくしよりもちょっと上の世代かなあと思う。人類学の人という…

通勤電車で読む『シェフたちのコロナ禍』。2020年の4-5月に東京のレストランのシェフたちがそれぞれ何を考えてどう動いていたかの記録。ぐっとくる。

シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録 (文春e-book)作者:井川 直子文藝春秋Amazon著者の人は食をめぐっていろいろ書いて『dancyu』『食楽』とかで連載もしてるライターの人。で、コロナ禍がはじまった2020年の4月に、これはとにかく取材をしな…

『忍者武芸帖 百地三太夫』みた。真田広之主演、鈴木則文監督のよくわからない忍者カンフー映画。

忍者武芸帖 百地三太夫 [DVD]真田広之Amazonつんどくの中にあって、いずれにせよなにかのモチベーションがあって録画していたのだろうけれど思い出せない。見てみたらおよそまともな映画ではなかった。忍者武芸帖、というのだけれど白土三平『忍者武芸帳』(…

『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』みた。キッチュなアニメみたいな現代カンフーでたのしい。

かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート [DVD]ドニー・イェンAmazonBSでやってたのを録画してみた。なんで録画したんだっけ。さいきんどっかでタイトルを見かけたってことだったかもだが、そうでなくてタイトルを見て直観が働いたんだったかもしれない。邦題…

通勤電車で読む『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』。タイトルの付け方がいい。基本的にはライフハックの本。

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑作者:F太,小鳥遊サンクチュアリ出版Amazon軽い本なのでさらっと読める。タイトルの付け方がいいので手に取るわけだが、まぁ基本的には、ライフハックの本。こういう、ハードルをグッと下げる系だと、いい…

通勤電車で読む『他者の発見 演劇教育から人類学、ボランティアと地域活性論への架け橋』。「他者をなぞるように演じる」手法による自己相対化・変容、という。

他者の発見: 演劇教育から人類学、ボランティアと地域活性論への架け橋 (早稲田大学エウプラクシス叢書 29)作者:石野由香里早稲田大学出版部Amazon著者は演劇をやったりしつつ人類学でフィールドワークをやったりもする人で、そのへんを活かしつつ、また演劇…

通勤電車で読む『マンガ 中学教員日記 今日も働き放題』。読みやすい。真に迫っている。よい本。

マンガ 中学教員日記 今日も働き放題 (こころライブラリー)作者:田中へこ講談社Amazon本はあれこれ買うけれど、なかなか読めない。通勤電車なら読める。また、マンガなら読みやすいのですぐ読める。というわけで、これは、内田良先生が監修なのでその線の、…

『フォート・ブロックの決斗』みた。

These Thousand Hills [DVD] [Import]20th Century FoxAmazonフォート・ブロックの決斗 : 作品情報 - 映画.com BSでやってた西部劇。フライシャーと聞いて。なんか若い無一文のカウボーイが主人公で、どうやら故郷で父親がやってた牧場が破産したってことで…

授業で見るためにYouTubeをブックマークしておく。柔道の試合。

youtu.be youtu.be このあたりを見てみる。 あと、 youtu.be この試合は、実況アナと解説がやっていることを聴くとおもしろいのだろうか。 www.youtube.com これは実況がない。後ろの席の山下の表情や動きが気になる。あと、動画を見終わってからYouTubeのコ…

『3時10分、決断のとき』みた。2007年の西部劇だがむさくるしい男ばっかでしばらく見分けがつかなかった。

3時10分、決断のとき [DVD]ラッセル・クロウAmazonBSでやってて録画してたのをみた。2007年の西部劇ってことで、まぁリアリティというか、出てくる人がみんな顔が薄汚れて小汚いしむさくるしい男ばっかりで、いまの俳優さんというかそもそも外国人の顔の見分…

『研究者・研究職・大学院生のための対話トレーニング』読んだ。

研究者・研究職・大学院生のための対話トレーニングーきく、伝える、分かち合うナカニシヤ出版Amazon例によって例のごとく、Twitterのタイムライン上でということなのだけれど、エスノメソドロジー研究の成果を映像作品の形式でまとめるとしたら、そのひとつ…

通勤電車で読む『科学を育む 査読の技法』。例によって理科系のおはなしだけど、ざっくばらんでおもしろい。

科学を育む 査読の技法作者:水島昇羊土社Amazonこれも例によってTwitterで見かけたのだと思う。著者は基礎生物学?の人で、その学会誌?に連載してた記事をまとめたもの。で、査読についての座談会とか、あと、査読でよく使う英語の表現の例文集(もおもしろ…

通勤電車で読む『宗教から見た世界』。世界情勢を宗教という切り口からわかりやすく読み解く新書版のコラム集。学生さんに薦めたい。

宗教から見た世界作者:島田 勝巳天理教道友社Amazon毎年、専攻の学生さんたちにおすすめの新書本をリストにしてるんだが、せっかく宗教系の大学なので、学生さんたちが宗教というものについてきちんと理解できる入り口になるような新書本があったら薦めるこ…

通勤電車で読む『認知症世界の歩き方』。当事者目線で世界はこう見えます的な。著者はソーシャルデザイン的な人。まとまりがよさげ。

認知症世界の歩き方作者:筧裕介,認知症未来共創ハブライツ社Amazon例によってTwitterで見かけた。認知症については、はずれなしで有名なシリーズ ケアをひらくの『誤作動する脳』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/05/25/214516)とか、同じ著者の…

通勤電車で読む『アジャイルなチームをつくるふりかえりガイドブック』。これはほぼふつうに「ふりかえり」の本。

アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット作者:森 一樹翔泳社Amazonアジャイル関連の本を読むシリーズ。『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/10/16/014150)の…

通勤電車で読む『カイゼン・ジャーニー』。これもアジャイル開発の本。この手の本はエモくする法律でもあるのか?おもろかった。

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで作者:市谷 聡啓,新井 剛翔泳社Amazonなんかやっぱりアジャイルの本面白いなあと。『ここはウォーターフォール市、アジャイル町』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/10/…

通勤電車で読む『TAKE NOTES!』。ルーマンの執筆システムだという触れ込み。

TAKE NOTES!――メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる作者:ズンク・アーレンス日経BPAmazon例によってTwitterで見かけた、ルーマンのカードボックスのシステムの紹介っていうかメモ術/執筆術のハウツー本ということで、これはやはり読ん…

通勤電車で読む『教育論の新常識』。厚かったけど読みやすかった。学生さんに勧めよっかな。

教育論の新常識 格差・学力・政策・未来 (中公新書ラクレ)中央公論新社Amazon先月に出た中公新書ラクレで、『中央公論』とかの記事に現時点での「追記」が付された文章と、あと書下ろしの文章と、いずれもおもに教育社会学の先生方が書かれたものが集められ…

『春琴抄』みた。百恵・友和ってなんだったのかな。

春琴抄 [DVD]山口百恵AmazonつんどくのDVDをさらっているうちに、『春琴抄』というのをみつける。いちおう見たことないのの中に入ってるけど、見たことないんだろうか?そういえば見たことない気もするし小説も読んでないような気もしてくる。まぁお話はなん…

『夜の流れ』みた。

夜の流れ [DVD]司葉子Amazonまた寝る前に何か、と思って、なんとなく昔に見かけてあっというまに寝てしまったのを勢いで見れるかなと、つんどくの中からピックアップ。で結論から申し上げますとやはり途中うとうとした。 成瀬巳喜男・川島雄三共同監督という…

『拝啓天皇陛下様』『続 拝啓天皇陛下様』みた。戦中派のおはなし。

<あの頃映画> 拝啓天皇陛下様 [DVD]渥美 清Amazon<あの頃映画> 続 拝啓天皇陛下様 [DVD]渥美 清Amazon夜になってまた何か見ようとつんどくのDVDを漁っていて、ふと、何の脈絡もなく、これを見てなかったなと思い立って、まぁちょっと遅くはなるけれど二本立…

『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』読んだ。アジャイル開発の本がおもしろい。

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発作者:西村 直人,永瀬 美穂,吉羽 龍太郎翔泳社Amazonソフトウエア開発などまったく無縁なのだけれど、学生さんがプロジェクトを回すというののやり方のヒントにならないかとい…

通勤電車で読む『エスノメソドロジー 住まいの中の小さな社会秩序 家庭における活動と学び』。ミサワホーム総合研究所ミーツEM。

エスノメソドロジー 住まいの中の小さな社会秩序 家庭における活動と学び――身体・ことば・モノを通じた対話の観察から作者:是永 論,富田 晃夫明石書店Amazon届いたのを見たら、判型が大きくてよかった。ミサワホーム総合研究所というところが住まいの研究を…

通勤電車で読む『オープンダイアローグ 私たちはこうしている』。入門のテキストにちょうどよさげな。

オープンダイアローグ 私たちはこうしている作者:森川すいめい医学書院Amazon以前、『感じるオープンダイアローグ』を読んだとき(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/05/04/222549)は、新書本だけどこれを一冊目にしにくいかな、と思っていたけれど…

『シャーク・ナイト』みた。これはサメより殺人鬼のほうが怖いというサメ映画。

シャーク・ナイト [DVD]サラ・パクストンAmazonつんどくのブルーレイを見ていたら、『シャークトパス』シリーズ6作品といっしょに録画してあったサメ映画をみつけた。こんなの録画してたのか、というわけでサメ映画の流れで見た。でまぁ、タイトルからして…

『エスケープ・フロム・L.A.』みた。これはアホなかんじのジョン・カーペンター。

エスケープ・フロム・L.A. [DVD]カート・ラッセル.ステイシー・キーチ.スティーブ・ブシェーミAmazonつんどくのジョン・カーペンターを見るシリーズ。画面の上端に「アナログ」と出てくるのでけっこうまえに録画してたんだろう。テレビ大阪か何かで録画した…

『遊星からの物体X』みた。

遊星からの物体X (字幕版)カート・ラッセルAmazonジョン・カーペンター。南極観測隊みたいなところで、雪原を犬が走っている。おお、チョビだ可愛いなあ、と思いながら見始める。でまぁ、クリーチャーが出てくるのはしばらくたってから。で、侵略者が人間に…

『メンバーの頭を動かし顧客を創造する 会議の強化書』読んだ。まぁこれ会議の本ではないな。

メンバーの頭を動かし顧客を創造する 会議の強化書作者:高橋輝行あさ出版Amazon著者はもともと広告代理店で広告とかブランディングとかの仕事をしてたところからスタートして今はコンサルの人だということもあるのかしらないけれど、のっけからドラッカーの…

通勤電車で読む『ざんねんなオフィス図鑑』『業務改善の問題地図』。

ざんねんなオフィス図鑑作者:沢渡 あまね,ワークフロー総研シーアンドアール研究所Amazon業務改善の問題地図 ~「で、どこから変える?」~進まない、続かない、だれトク改善ごっこ作者:沢渡 あまね,元山 文菜技術評論社Amazon『ここはウォーターフォール市…

『ここはウォーターフォール市、アジャイル町 ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方』読んだ。おもろい。

ここはウォーターフォール市、アジャイル町 ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方作者:沢渡 あまね,新井 剛翔泳社Amazon例によってTwitterからたしか著者のnoteに行きつき、ちょっとおもしろそうだったので著書を読んでみたという次第。で、おもしろ…